一般質問を聞いていると市役所側の答弁に対して、
「いい答弁だ!」「前向きな回答だ!」などのヤジがとぶ
なので今回はいい答弁とは何か?を自分なりに整理していきたい。
あくまで自身の感覚なので、暇つぶし程度に読んでほしい。
前回紹介した本『公務員の議会答弁言い換えフレーズ』にもあるように、
市役所の答弁にはお役所言葉が使われている。
例えば、
他の自治体で実施している事業の実施を求められ難しいときは、
単純に「本市での実現は無理です」と答えるのではなく
「他市の動向を注視してまいります」などと答える。
当面実施予定のないことを提案されたときは、
「今後実施するかどうかわかりません」ではなく
「今後研究してまいります」など、、、
今回の市議会では研究してまいりますの答弁に対して
「研究するならレポートだしてね」という返しもあったかと思う。
とにかく答弁の真意を理解していないと、自身の質問に対し、
市役所側がどう考えているのかを把握することができない。
市民のための政策を提案し実現するためには執行部側の協力は不可欠なのだから、まずは相手を知ることから始めたい。
ベストな答弁はしますと言い切るものだ。
確か今回の一般質問で指導舗装整備への補助金の限度額についての質問があったが、答弁は「8月から撤廃します」と明確に答えていた。こんな答弁もあるのかと驚いた記憶がある。
何となく実施可能性の強さの考え方は
実施します>検討します>研究します かなと。
すると実施可能性の強い順で答弁を並べてみるとこんな感じかな?
〇月より実施します。
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鋭意取り組んでまいります。
積極的に取り組んでまいります。
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鋭意検討してまいります。
実験的取り組みを視野にいれて検討してまいります。
検討してまいります。
調査検討してまいります。
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導入可能性について研究してまいります。
調査研究してまいります
他市の動向を注視してまいります。
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考えておりません。
まぁこれは遊びに近いのでいろいろご意見があればいただければ!
最後に、
元経産省の友達になんで役人はあんな塩答弁が多いの?と聞いてみると
仕事を増やさないのが役割でもあるからねとの返答。
本当は良くないのだが、妙に納得してしまった。
霞が関はただでさえブラックな労働環境なのだから確かになんでもかんでも仕事とってくる部長は厳しいよな。本当に重要なことを精査することも確かに必要だなと思ったのでした。
以上✋
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